行雲流水

未破裂脳動脈瘤の記録

高血圧治療薬

 

7/26 の診察時に血圧を下げる薬を処方してもらった。

 

診察の時に、

私「山登りをするんですが、標高の高い所に行っても大丈夫ですか?」

先生「どーぞ。問題ありません」

私「運動も大丈夫ですか?」

先生「どーぞ、どーぞ」

私「あ、そういえば、私、血圧が高めなんですが、薬は・・・」

先生「はいはい。では薬を出しておきましょう。」

 

って感じのノリで処方された血圧の薬。

自分からきりだしたものの、

今まであまり薬を飲んできていないし、血圧の薬ってずっと飲まないといけないって聞くし。

こんな私発信で簡単に飲んでいいものなのか、少しもやっとしていた。

 

その後、ずっと血圧測定は続けていたけど薬は飲まなかった。

 

 

2019/8/7

会社の産業医の先生の往診日。

駅前に開業しているクリニックの院長先生。

面識もある先生なので、血圧を記録した手帳と、今回のいきさつを話して降血圧剤を飲んだ方がいいのか聞いてみた。

 

・血圧は2日に1回は基準値を超えている

・みんなが思っているように止められなくなる薬ではない

・脳動脈瘤というリスクがあるから飲んだ方がいい

・処方されたのはかなり初歩の薬である

・一気に血圧下げるならもう少し強い薬を出すので慎重な先生だと思う

・血圧が高い人の食事はほとんど味が無く、塩分コントロールするより薬を飲んだ方がストレスない生活が出来る

 

なんてことをざっくバランに話してもらって納得できました。

明日からお薬飲むこととします。

 

 

 

脳血治外来診察

2019年7月26日

 

14:00 KR外来診療。

 

7/9-11にアンギオ検査入して以来の再訪。

午前中の一般診療が終わった後の時間帯なので病院内の人は少ない。

 

受付後、直ぐに診察室に呼ばれた。

今回は、TM先生というまた新たな先生。

アンギオ検査の画像と今までの経緯を再確認しながらゆっくり話してくれる。少し関西弁。

TM先生は、「動脈瘤はまだ2.8mmと小さいので、一般的にはまだ手術をしないで経過を見る方が多いですが、どうしますか?」と。

最初に動脈瘤を見つけてくれた近所の町医者も、紹介された脳神経外科医(財前五郎)も直ぐに手術をした方がいいという雰囲気で急展開で話が進んでたので、私ももうすぐにでも手術なんだろうと覚悟してたし、なんならお盆休みのある8月でお願いしようと思ってたのに。

 

私も最初に動脈瘤が見つかった後にネットであれこれ調べていたら、「5㎜以上は手術をしたほうがいい」と書いてあることが多く、「本当に私は手術をしなければいけないの?」ともやもやしていたのは事実。

 

「場所的に破れやすいのは確か(中央ほど破れやすいとのこと)だけど、まだ小さいからね、」とのこと。

 

なぜ、前2人の先生たちは手術をすすめたのかな・・・

確かに今の状態で100%破れないわけではないし、リスクが0なわけでもない。

 

私だって好んで手術がしたいわけではない。

とりあえず3か月後のMRIの予約をした。

 

先生に血圧が少し高いので薬を飲んだ方がいいのか聞いてみると、

「飲むか、飲まないか、で言うと飲んだほうがいいので薬を出しておきましょう」と。

軽めという アムロジピン2.5mg を処方してもらった。

 

こんな感じで血圧の薬を今後ずっと飲むことになるのか・・・

うーん・・・

なんかもやもやする。

 

 

アンギオ検査入院③

2019年7月11日

 

いつでも、どこでも良く眠れるんだけど、

看護婦さんの見回りや、点滴の刺し替えや、同じ部屋の人達の物音で夜中に何度となく目が覚める。

 

06:40 二度寝でうつらうつらしてると採血で起こされた。

寝起きの採血か・・・

目覚めの一発。

点滴もあと1本あるらしい。

 

病院パジャマを着て、点滴を繋がれて、ずっとカーテンが閉めきられたベッドの上にいると本当に病人になってくる。

長い髪を左右の三つ編みにし、気分はすっかり智恵子抄の智恵子。

 

14:00

脳神経外科の若手イケメン医師 YS先生が来て、

「今回の検査の結果、クリッピング術も、コイル塞栓術も可能です。」

 

よかったー!!!(心の中で拍手)

 

「あなたはコイル塞栓術を希望されていますので、今後は脳血管内治療科が担当となり、我々脳神経外科はここで終了となります。よろしいですか?」

とのこと。

 

その後、新たに担当して頂く脳血管内治療科のMZ先生と対面し、カンファレンスを受けた。

少し若くて誠実そうな先生。

改めて、今回の検査の画像を見ながら、脳動脈瘤の大きさ、形、場所を説明して頂く。

ほぼ今まで聞いてきた情報から変化は無かったけど、MZ先生は、

「手術するしないは今すぐに決めなくていいですよ。2ヶ月後か3ヶ月後にまたMRIを撮って大きさを確認してみましょうか。とりあえず2週間後に外来を受診してください。」との事。

 

ズルルルル・・・

 

もう、すぐにでも手術をする覚悟ができつつあったのに。

いや、私もそのつもりだったのよ、最初は。

動脈瘤はあるけど大きくならないかしばらく様子見をするつもりだった。

でも、2人の先生は直ぐにでも手術をしないといけない雰囲気だったよね?

いや、はっきりは言ってないよ。雰囲気。

 

でも脳内に爆弾があるのは確かだし。

 

わからない。どうしていいかわからない。

 

ま、とりあえず2週間後の外来を受診しよう。

 

 

 

ずっと天気が悪かったけど退院の日は天気が良かった。

病室の窓からの景色をパチリ。

廊下側のベッドだから全く眺めることがなかったな・・・

 

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今回の費用  57,660円

 

 

アンギオ検査入院②

2019年7月10日

 

05:40 起床

朝は絶食。昨夜から繋がったままの点滴のおかげであまり喉も乾かない。

アンギオ検査の後、絶対安静で身動きが取れない間に不自由が無いように

今のうちに手の届く所に水、ストロー、携帯、イヤホンを配備。

卓上時計も寝たままで見やすい位置に変更。

 

08:20 オシッコ管挿入

病室で使い捨ての手術着に着替える。

とても可愛い看護婦さんに尿道に管を入れられる。

気持ち悪過ぎてたらない。

 

08:50 アンギオ室に移動

病室からは車椅子で移動。

私が一番目みたい。

看護婦さんから、「一番目で良かったですね。二番目からは待ち時間が長いんですよー」と教えられた。

あと、私のいるグリーンルームだけエアコンがあるとの情報も得た。有料だけある。

 

09:00 - 10:00 アンギオ検査

手術台に上がる。

ほぼ全裸の私には寒い部屋だ。

鼠蹊部の剃毛が足りないと追加で剃られる。

頭を固定。

鼠蹊部を広範囲に消毒。

ドラマの手術シーンでよく見るような緑色のカバーをかけられる。

寒かったので助かった。

先生の前にテレビモニター、私の顔の周りにはレントゲンみたいな機械が数台。

覚悟する時間もなく、鼠蹊部深くに麻酔注射を一撃。

すぐ後に何かをブスっと突き刺された、っぽい。

グイグイ何か入って行く感じが気持ち悪くて身体に力が入る。

それからは時間にして40分くらいか、造影剤を入れられては閉じた目がチカチカした後にグワッと頭部が熱くなり撮影、の繰り返し。

熱くなる部位、チカチカの種類なんかが色々違うこと計13〜14回くらいだったか。

途中2回ほど先生が首の頚動脈をぐーっと押さえての撮影。苦しすぎる。

最後に強烈な1発を打ち込まれ撮影終了。

名前、今日の日にちの確認、手足の動きを確認して、刺さっている物が抜かれ、と同時に先生が患部をギューっと押さえて止血することキッチリ10分間。

 

10:20 病室に戻る

検査後は寝たままストレッチャーで10階の病室まで運ばれ、

身体に点滴、導尿カテーテル、心電図、酸素濃度計、血圧計を繋がれたまま、

その後は膝を曲げることも寝返りを打つことも禁止されて3時間安静。

 

13:20 

心電図、酸素濃度計、血圧計が外され、起き上がりは出来るがあと3時間はベッドの上で安静。

まぁ、オシッコ管ついてるからどこにも行けないけどね。

看護婦さんから「お昼ごはんは?」と聞かれ、「食べます!」と即答。

同じ病室の人達は「半分も食べれなくて・・・」とか言ってるのに。

半分しか起き上がれなくて、尿道に管が刺さってるのにガツガツと全て完食。

 

16:20

やっとで導尿カテーテルを外してもらえた。

気持ち悪かったー!

速攻で手術着を脱いで、点滴スタンドを転がしながら

1Fの売店に行き、新しいパジャマを借りて、汗拭きシートを買って病室に戻る。

汗をかいた身体を拭きあげて新しいパジャマに着替える。

あー、スッキリした。

 

傷口(動脈)からの出血もなし!

夕食も完食!

 

長かった一日が終わり、

21:30 消灯・・・

 

 

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アンギオ検査入院①

2019年7月9日

 

アンギオ検査入院の初日。

病院に11:00に来てくれとの事。

 

入院受付をし、病院パジャマを借り、病室へ。

西5階の予定だったのが、当日は東10階に変更になっていた。

第二希望のグリーンルーム(廊下側)だった。

景色は無いけど、隣のベッドと棚で仕切られた部屋。

若干の手出しはあるが、収納棚もあっていい感じ。

 

脳神経外科のイケメン先生から軽く説明がえる。

いくつもの書類にサインをし、この後いくつか検査をするとの事。

全く聞いてないけど。

たまたま朝ごはん、昼ごはん食べてなくて良かった。

点滴用の針だけ刺し、待機。

 

14:30〜16:00

CT(頭部)

MR(頭部+脳動脈血管(MRA))

レントゲン撮影(胸部)

心電図

心臓エコー

 

CTは、今年6月に導入したばかりの最新式らしい。

と言っても私にはメリットはなく、

私のデータを今後の研究に活用されることに協力してほしいとの事で、サインをした。

MRは旧式なのか、狭くて長くてものすごく音がうるさかった。

 

待ちに待った夕食は、「ザ・入院食」・・・f:id:barbaraxxx:20190716220425j:image

まぁ、お腹すいてたからガツガツ食べたけど。

 

その後、看護婦さんが右手に刺した点滴針は左手の間違いだったと刺し直しに来た。

さらに、血管が見つからないと、刺し直しもされた。

素人の私でもわかる。

3日間刺しっぱなしの点滴針は普通に考えて左手じゃないのか。

 

21:00 点滴(ソルデム)を繋がれ、21:30消灯。

消灯と同時にwi-fiも切れるらしい。

 

 

仕事。

7月9日〜11日の(アンギオ)検査入院が決まった。

 

そこからは仕事の鬼となる。

私の部署はスタッフが私しかいない。

そしてかなりの量の仕事を抱えている。

さらに私の仕事は私しかわからない。

 

出来る限り前倒しで業務を片付けていくしかない。

 

まぁ、今回の検査入院は2泊3日なのでなんとかなるけど

いざ手術となると長期になるし。

その間、人を入れてもらっても引き継ぐのも時間かかるし。

どーなることやら…